大学生や専門学校生になると地元を離れて、ひとり暮らしを始める方もいますね。
私は大学を卒業してしまいましたが、在学中は(卒業後の今も)実家で楽しく暮らしています。
大学生というとひとり暮らしのイメージが強いように感じますが(私だけでしょうか?)、実際には国立大学の学生の31.9%、公立大学の学生の40.1%、私立大学の学生の64.7%が実家で暮らしています*1。
国公立大学や私立大学によって差はありますが、決して少なくはありません。
実家暮らしでの大学生活ってどうなの?
大学4年間、実家から大学に通っていた私が実家暮らしのメリット・デメリットについて考えてみました。
メリット
まずは実家暮らし最高! なメリットから紹介します。
お金がかからない
生活するには家賃だの光熱費だの多くのお金が必要になりますね。
でも実家暮らしなら、そういった生活費の負担は主に親をはじめとする保護者がしてくれます。
各家庭の事情によって異なるでしょうが、自分の稼いだアルバイト代がすべて生活費に消えるということはなく、だいたい自由に使えます。
サークル活動や飲み会、趣味などなど自分が楽しいと思えることに使ってみましょう。
家事の負担が少ない
ひとり暮らしとちがって、家族と暮らしているので家事はひとりでやらずにすみます。
大学の勉強やアルバイトなどで疲れて帰ってきても、温かいご飯ができていたり服が洗濯されてきれいになっていたりするのは実家暮らしの特権です。
特にテストやレポートなどで忙しい時期には、実家暮らしのありがたさが身にしみます。
家族に感謝して家事もやりつつ、勉強や遊びに思う存分時間を割きましょう!
さみしくない
実家暮らしなら家族が同じ家に帰ってくるので、さみしくなるなんてこともありません。
家庭内の人間関係によって家の居心地の良さは変わってきますが、関係が良好であれば実家暮らしは最高に楽しいです。
また、体調を崩したときに頼れる人や困ったときに相談できる人が家にいてくれる安心感は、学生生活を送るうえでも支えとなるでしょう。
デメリット
快適に見える実家暮らしの落とし穴!
デメリットを紹介します。
通学に時間がかかる場合がある
通う大学が実家から遠い場合は、通学時間が長くなってしまいます。
通学時間が長いということはその分家を早く出なければいけない、つまり睡眠時間が減ります。
私も大学には1時間半近くかけて通っていましたが、1限がある日は5時半起床だったのですごくきつかったです。最終的に電車で立ったまま眠れるようになりました。
これは朝早く起きるのが苦手な人にとっては苦痛でしかありません。
また、通学するだけで結構な時間を持っていかれてしまうので、アルバイトなどをするための時間が減ってしまいます。
片道2時間の方なら週5日通って、20時間。一方、片道30分の方は週5日でもたったの5時間。
通学時間が長い方は15時間も多く通学のために時間を費やしていることになります。ぞっとしませんか?
この時間を他のことに使えたら……と何度考えたことでしょう。
自立しにくい
実家暮らしのメリットとして家事の負担が少ないことをあげましたが、落とし穴でもあります。
ひとり暮らしの方は自分で家事やお金のやりくりをしますが、実家暮らしだと全部ひとりでやるという経験はなかなかできません。
親がなんでもしてくれる家庭は、自室の掃除すらせずに快適に暮らせてしまうでしょう。
今は楽でもいつか自立をしたときにまったく家事ができなかったら、困ってしまいます。
実家暮らしの人は、簡単なことからでいいので家事をやるようにしておきましょう。
やや不自由
実家暮らしは自分以外の家族がいるので、完全に自分のペースで生活するのは困難です。
友達や恋人を家に連れてきて朝までバカ騒ぎなんてことをすれば、翌日に仕事や学校などがある親や兄弟に迷惑になってしまいます。
また、親が厳しい家庭は門限などの決まりがあって自分が思うように行動できない方や家族との関係がよくない方は、実家にいることによって息苦しさを感じることもあるでしょう。
人によっては、実家暮らしが楽しい学生生活の妨げになることもあります。
良くも悪くも
以上が私の考える実家暮らしのメリット・デメリットです。
メリットのほうを強く感じるか、デメリットのほうを強く感じるかは人によって違うと思います。
実家暮らしがいいかひとり暮らしがいいかは人それぞれですが、実家から通う大学生活も楽しいですよ!
*1:独立行政法人日本学生支援機構 平成28年度学生生活調査結果より